ストップロスとトレーリングストップ

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ストップロスとは
ストップロスは、相場参入と同時に設定すべきものです。
予め許容損失額を決め、その金額で逆指値による決済注文を出しておくことで、相場が自分の思っていたのと違う方向へ進んだ場合に、損失を大きくしないようにする為のトレード手法です。

ストップロスの重要性

プロの投資家の中には、ストップロスのことを「安全装置」と呼ぶ人もいます。それほど重要と感じているということです。
すべてのトレードで利益を上げられる事が出来るのなら、それが一番良いのですが、これまで何度も書いてある通り、勝率100%のトレード戦略はありません。例え、10戦9勝(勝率90%)のトレード戦略を考えられたとしても、その1敗で利益をすべて吹き飛ばし、更に元金までも無くしてしまう様では元も子もありません。
1回のトレードで立ち直れない程の損失を被らない為にも、ストップロスは、必ず実践すべき重要な投資戦略の一つです。

ストップロス・オーダーの例

ストップロス・オーダーの例 参入株価から一定率損になる位置に入れる
参入株価(新規購入、または新規空売りした株価)から任意の評価損率になるところに決済の逆指値注文を入れます。
※任意の評価損率を5%とした場合
ストップロス・オーダーの例(買いの場合)  ある銘柄を1,000円で買った場合は、950円に売り逆指値注文を入れます。
ストップロス・オーダーの例(売りの場合)  ある銘柄を1,000円で売った場合は、1,050円に買い逆指値注文を入れます。

ストップロス・オーダーの例 前日の安値・高値に入れる
前日の安値・高値の位置に決済の逆指値注文を入れます。
※ある銘柄の現在値が1,000円で、前日安値が950円、前日高値が1,050円だった場合
ストップロス・オーダーの例(買いの場合)  ある銘柄を1,000円で買った場合は、前日安値950円に売り逆指値注文を入れます。
ストップロス・オーダーの例(売りの場合)  ある銘柄を1,000円で売った場合は、前日高値1,050円に買い逆指値注文を入れます。

ストップロス・オーダーの例 前回主要安値・前回主要高値に入れる
前回主要安値・前回主要高値に決済の逆指値注文を入れます。
※ある銘柄の現在値が1,000円で、前回主要安値が850円、前回主要高値が1,150円だった場合
ストップロス・オーダーの例(買いの場合)  ある銘柄を1,000円で買った場合は、前回主要安値850円に売り逆指値注文を入れます。
ストップロス・オーダーの例(売りの場合)  ある銘柄を1,000円で売った場合は、前回主要高値1,150円に買い逆指値注文を入れます。
(※参考 [トレンドを見極める])

ストップロス・オーダーの例 トレンドが変化すると考えられるテクニカルポイントに入れる
自分が思っているトレンド方向と、反対の方向にトレンドが変化すると考えられるテクニカルポイントに決済の逆指値注文を入れます。
ストップロス・オーダーの例(買いの場合)  ある銘柄を1,000円で買ったが、25日移動平均が950円の位置にあり、「25日移動平均を割ると下降トレンドに変るかもしれない」と予想した場合は、950円に売り逆指値注文を入れます。
ストップロス・オーダーの例(売りの場合)  ある銘柄を1,000円で売ったが、25日移動平均が1,050円の位置にあり、「25日移動平均を上回ると上昇トレンドに変るかもしれない」と予想した場合は、1,050円に買い逆指値注文を入れます。
この例では、25日移動平均を使いましたが、基本的にトレンド追従型テクニカル指標ならどの指標を使っても良いでしょう。


トレーリングストップとは
トレーリングストップとは、利益になっているトレードにおいて、利益をなくしたり、利益から損失に変えない為のトレード手法です。
実践の仕方は、ストップロスと似ています。
買っている場合は、買っている銘柄の現在値に合わせてストップロス・オーダーを切り上げていく(切り下げるのは厳禁)、売っている場合は、売っている銘柄の現在値に合わせてストップロス・オーダーを切り下げていく(切り上げるのは厳禁)のです。

トレーリングストップの重要性
例で示します。
A社の株を1,000円で、BさんとCさんが買ったとします()。
現在A社の株価は、1,050円まで値上がりしていたとしましょう。
Bさん・Cさん共に、この銘柄はまだまだ上がると思っています。
Bさんは、トレーリングストップを実践していません。
Cさんは、利益の半分でトレーリングストップを置くというルールで、トレーリングストップを実践しています。

トレーリングストップの例 上の例で、A社の株価が950円まで徐々に下落したときのことを考えて見ましょう。 Bさんは、折角50円の評価益を上げていたのにもかかわらず、最終的には50円の評価損を抱えてしまうことになってしまいました。
Cさんは、ルール通り1,025円でトレーリングストップを入れていたので、1,025円まで株価が下がった時点でA社の株を決済し、25円の利益を得る事が出来ました)。 架空の話で、さらに結果論ですが、この例で見ると、BさんとCさんの損益の差は、なんと「75円」もあります。

ここからは余談です。
この後、A社の株価が値上がりして1,100円まで上がったと仮定します。そうなった場合は、Bさんは100円の評価益を持つことになり、CさんはA社の株を持っていないので、変らずの25円の利益にしかなりません。
しかし、CさんにはBさんよりも有利な点があります。
Cさんは決済して現金を持っているので、950円まで下がったA社の株を買うチャンスがあります。Cさんがまだ、A社の株価は値上がりすると思っているなら、950円で買うことが出来るのです。もし、Cさんが950円でA社の株を買ったとしてみます()。1,100円まで値上がりしているのですから、150円の評価益になります)。
Bさんは1,000円で買ったままなので、100円の評価益になります。
Bさん・Cさん共に1,100円で決済した場合、最終的な損益は、Cさんは「175円の利益」、Bさんは「100円の利益」となり、CさんはBさんより「75円」も大きくなります。1回のトレード(厳密にはCさんは2回のトレードになっていますが)で、この差です。回数を重ねる毎に、BさんとCさんの利益の差は大きくなっていくことでしょう。


トレーリングストップの例

トレーリングストップの例 最大評価益から一定率損になる位置に入れる
最大評価益から任意の評価損率になるところに決済の逆指値注文を入れます。
トレーリングストップの例(買いの場合)
ある銘柄を1,000円で購入し、現在1,100円まで値上がりしていたとします。
その銘柄の所持期間中の最高値が1,120円で、最大評価益から50%の位置にトレーリングストップをおくとした場合、1,060円に売り逆指値注文を入れます。また、その後、所持期間中の最高値を更新する度に、最大評価益から50%の位置に売り逆指値注文を切り上げていきます。
トレーリングストップの例(売りの場合)
ある銘柄を1,000円で空売りし、現在900円まで値下がりしていたとします。
その銘柄の所持期間中の最安値が880円で、最大評価益から50%の位置にトレーリングストップをおくとした場合、940円に買い逆指値注文を入れます。また、その後、所持期間中の最安値を更新する度に、最大評価益から50%の位置に買い逆指値注文を切り下げていきます。

トレーリングストップの例 前日の安値・高値の位置に入れる
前日の安値・高値の位置に決済の逆指値注文を入れます。
※ある銘柄の前日安値が950円、前日高値が1,050円だった場合
トレーリングストップの例(買いの場合)
前日安値950円に売り逆指値注文を入れます。
また、当日の安値を、翌日の売り逆指値注文とします。あとは、これの繰り返しです。
トレーリングストップの例(売りの場合)
前日高値1,050円に買い逆指値注文を入れます。
また、当日の高値を、翌日の買い逆指値注文とします。あとは、これの繰り返しです。

トレーリングストップの例 トレンドが変化すると考えられるテクニカルポイントに入れる
自分が思っているトレンド方向と、反対の方向にトレンドが変化すると考えられるテクニカルポイントに決済の逆指値注文を入れます。
トレーリングストップの例(買いの場合)
25日移動平均が950円の位置にある場合、950円に売り逆指値注文を入れます。翌日の25日移動平均が950円以上なら25日移動平均の位置に、950円未満の場合は、950円に売り逆指値注文を入れます。あとは、これの繰り返しです。
トレーリングストップの例(売りの場合)
25日移動平均が1,050円の位置にある場合、1,050円に買い逆指値注文を入れる。翌日の25日移動平均が1,050円未満なら25日移動平均の位置に、1,050円以上の場合は、1,050円に諧謔指値注文を入れます。あとは、これの繰り返しです。
この例では、25日移動平均を使いましたが、基本的にトレンド追従型テクニカル指標ならどの指標を使っても良いでしょう。


ペコ丸が実践しているストップロス、トレーリングストップの一例
ペコ丸は、トレンドラインを重要視しています。よって、相場参入時のストップロスも、その後のトレーリングストップもトレンドラインの株価位置に入れることにしています。
実例で示しましょう。

トレーリングストップの例

上図は「9984 ソフトバンク」のチャートです。
ペコ丸は、2006年1月31日のザラ場3,850円(前日高値の+10円の位置)で買いました(*1)。
その時に同時に入れたストップロス・オーダー(売り逆指値注文)は2006年1月23日と2006年1月27日の安値を結んだトレンドラインの位置(3,670円)の20円下3,650円に入れました(*2)。
その日は順調に値上がりし、そのまま引けたので、翌日(2006年2月1日)のストップロス・オーダー(売り逆指値注文)を翌日のトレンドラインの位置(3,725円)の25円下3,700円に入れました(*3)。
翌日以降のトレンドラインは+55円ずつ上昇していくので、端数は切捨てでトレンドラインの-20円の位置にストップロス・オーダー(売り逆指値注文)を切り上げていくことにしました。
その結果、2006年2月9日のトレンドライン(4,110円)の-20円の位置4,090円のストップロス・オーダー(売り逆指値注文)に引っ掛かったため、決済しました(*2)。結果、230円の利益になりました。


最後に
一般的に投資で成功するには、「利益はゆっくり、損切りは早く」・「損は小さく、利益は大きく」と言われています。
ストップロスとトレーリングストップは、「利益はゆっくり、損切りは早く」・「損は小さく、利益は大きく」を実践できる、とても貴重で重要なトレード手法です。
一般投資家の傾向として、「損切り出来ず、利確が早い」と言われいます。これでは、投資を長く続ければ続けるほど、損を被る可能性が高くなりますね。
是非、ストップロスとトレーリングストップを活用して、「勝てる投資家」になってください。

又、ここに一つ、興味深いデータがあります。
証券会社全体の信用取引評価損率が20%前後の時、逆指値注文が出来る証券会社の信用取引評価損率は5%前後だったそうです。
なんと、信用取引評価損率が大凡4分の1なのです。
このデータから分かることは「相場参入時に逆指値で入る(必然的にトレンドフォローになる)、若しくは相場撤退時に逆指値で出る(ストップロスまたは、トレーリングストップの実践)事によって、リスク管理がし易い」ということではないでしょうか。
トレンドフォローとストップロス(トレーリングストップも含む)の徹底・実践が、株式投資で儲ける為には重要だと物語っているように思います。